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書籍、文書の作成をプロの技術で
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創業時から8割以上を保ってきた写研組版の小社における比率はここ5~6年で15%を割り込みました。DTPへの全面移行も考えましたが、私たちなりに自負を持っているこの組版を消滅させるには忍びないものがあります。
DTP全盛の昨今ですが、その組版としての完成度はまだまだ低いと私たちは考えています。そこで組版のクオリティや写研書体にこだわってくださる出版社、編集者の方々にご案内をさせていただくことにしました。
「書体として完成されている写研フォントでの組版をDTP感覚で使っていただきたい」というのが私たちの願いであり、どういう方向でなら写研の組版を生き残らせていけるだろうかと考えてみました。
「DTP感覚で」という趣旨なので、組版価格をDTPなみの金額に近づけるようご相談させていただきます。心配されるデータの保存と流用についても、他の組版データにスムーズに移行できるようテキストデータや画像データの変換を用意しました。
《得手な分野》
・数学、電気回路などの数式や回路図などが入った理工学書の組版
・漢文などの特殊な組版
・学参ものの組版
・日本語とハングル・中国語などとの混色組版
・図書目録、辞典などのデータベース処理
既存の写研データの修正にお困りではありませんか
写研書体で組版したものが再版時に修正できなくて困るというご相談が増えています。小社ではこれらのデータの修正に対応できるようなシステムを新たに組みました。
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Singis以外の写研編集機で組版されたデータは一旦Singisデータに変換されます。Singisにて修正後、「単頁PDF(EPSも可)データ」、「面付PDFデータ」の納品となります。
Singisへのデータ化の利点としては以下のようなものがあります。
① SAMPRAS-C、GRAFのデータは将来的に開くことができなくなる危険性があります
② PDFにした場合、自社で確認できるデータになるので管理・保存が楽になります
③ 単頁PDFにした場合、ホームページなどへの加工が容易になります
④ SKテキストをDOSテキストに変換することによって、電子書籍用epubデータに加工ができます
⑤ Adobe InDesign、モリサワMC-B2などのDTPソフトで編集できるよう写研データを取り出すことができます
お手元の貴重な書籍データを早めに保存処理されることをお勧めします。
Singisから取り出した写研文字データはDOSテキスト変換によってIndesign、Quark、Illustrator、MC-B2などのテキストデータとして取り扱えるようになります。変換・修正の作業は写研電算写植のオペレータが担当しますので正確なデータが作成できます。 ただし、写研にあってDOSのテキストで表示できない文字はゲタになります。
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2016年7月20日更新